それはどうかな

心に引っ掛かったことを書き留めます

当たるも八卦 当たらぬも八卦

あけましておめでとうございます。
思いついたまま書くという
節操の無いブログですが
本年もよろしくお願いいたします。



早速ですが、お正月といえば
「おみくじ」ですよね。(いささか強引)
今年は自分にとってどんな年になるんだろう
願わくば良い年であれ!と、引いてみる。

そして、大抵の場合
大吉・大凶以外の、そこそこのヤツ引いて
「あぁ、まぁ、そうかそうか」と
枝に括り付け、恙無く一年を過ごす。

さて、迎えた大晦日
果たして、その時のおみくじ内容を
逐一覚えていらっしゃいますか?

アレは当たったけど、コレは当たらんかったな
という検証を「毎年してるよ!」って方
いらっしゃいますか?

さすがに一年後は長過ぎて覚えてられないよ
というのであれば
雑誌の「今月の運勢」でもいいし
情報番組の「今日の運勢」でも同じです。

その月の終わり、その日の終わりに
占いが当たってたかどうか振り返ってますか?

毎日こまめに日記を書くという人の中には
もしかしたら、いらっしゃるかもしれませんが
大多数の方は検証どころか
ラッキーアイテムが何だったかすらも
覚えてないと思います。

実は「占い」に対する付き合い方として
それが一番、最適で健全だと私は思うのです。

「○○座のあなたの今日のラッキーアイテムはマカロニグラタンです!」などという
どう考えても、寝っ転がって鼻クソほじりながら考えてるような、口から出まかせに対する
正しい反応は「右から左へ受け流す」なのです。

冷静に考えてみてください。
世の中の、該当する星座の人が皆
マカロニグラタンを食べないと
ラッキーな一日を送れないなんてこと
ありますかね。

その中で、マカロニグラタンに
何かピンと来た人は
それを敢えて食べるかもしれない。
それで一時、不安な心が落ち着くなら
いいことかもしれない。

が、それを繰り返すうちに
いつしかラッキーアイテムに依存し
ひいては「占い」に傾倒していく危険が
絶対無いとは言えないのです。

こんなこと言ったら占い師に怒られるかもしれませんが(怒られるな。絶対)
たまたま当たった占いが強く印象に残っているだけのことで
大抵、そこそこハズレてます。

ちゃんと各サンプルを検証すれば
統計的に立証できるのですが
いちいち検証していないだけのことなのです。

また、占いに強く心惹かれる方は
「何かに導かれたい」願望が
少なからず有るとも言われてます。

自分の運命やこれから為すべきことを
三者に断定的に述べられると
心が弱っている時なんか
「そのとおりにすれば運が開けるのでは」と
つい思ってしまうのでしょう。
(某占い師はまさにその典型ですね)

しかし、さして深い付き合いでもない人が
相談者の悩みをざっくり聞いただけで
一体、何が分かるというのでしょう。
水晶玉に、手のシワの形に、星の配置に…etc.
答えが有るのでしょうか。

厄介なのは、結果として
全部が全部ウソとは言い切れない
人によっては「当たっている」場合が有る
ということです。

昔のオカルトブームが行き着くところまで行って、鳴りを潜めても
この世から「占い」が無くならないのは
需要がまだまだ有るからなのです。

ですので、前述したように
「占い」と上手く付き合うことは
行き過ぎたのめり込みを防ぐために必要だと
思うのです。

最悪
煙草→マリファナ→麻薬・覚醒剤と同じくらい
占い→オカルト→霊感商法のルートは
容易に考えられるのです。

ちょっとしたアドバイス
ちょっとした話のタネ
「それで結婚相手が見つかるなら誰も苦労せんわ!」という、ちょっとしたツッコミ

こんな感じで、要らぬ災いを遠ざけて
穏やかな良い年にしましょうぞ!