それはどうかな

心に引っ掛かったことを書き留めます

どうしてくれよう(怒)

馬場くん………

 

おいおい

なんでいきなり「胸糞」に吹っ切った?

ああ、もう、腹の虫が収まらんのですよ。

 

『テッパチ』第10話

怒りのネタバレでございます。

 

 

 

 

 

『マッチング応援団!〜自衛隊SP〜』

とかいう公開お見合い番組に

出演することとなった大木班。

 

一般の方に自衛隊を身近に感じてもらうた 

めの任務なのであーる!と言いつつ

ガチで緊張する大木班長やら

こんなの朝飯前な風間やら

 

自衛官としての使命」という

魔法の言葉で燃え上がる宙やらが

着飾った適齢期の女子達と渡り合います。

 

そこに、いた。

「専業主婦志望、家庭的な私」アピールが

ウザい女。

 

大木班長だと話が通じない。

モテ風間は本気にならない。

野だいこ野村は自分が一番好き。

西くんはガキっぽい。

宙はヤンキー女と盛り上がる。

 

で、一番与し易いと思ったか

真面目一筋、馬場くんをロックオン。

 

番組の構成上、一応男性側からの

告白タイムを経なければならず

馬場くんは、その子「葵」に申し出

カップル成立、めでたしめでたし……

 

いえ、それが不幸の始まりだったのです。

 

馬場くんの「優しさ」が自衛官に向いてな

いのでは?

そんな懸念を抱いていた桜間が

なんとしても彼の音楽隊への夢を応援した

い宙に気圧され

 

馬場くんに持ち掛けたのが

トランペット奏者の欠員が出た隊の

オーディション話。

 

音大出身ではない馬場くんのキャリア不足

を補おうと

班員一致団結で合格へ向けて協力すること

に。

 

これ、もうハッピーエンドしかない流れな

んですけど

例の前回の不幸予告がチラついて

既にここから観るのが辛いという地獄。

 

一生懸命練習している最中の

葵からの「連絡待ってたのに…」電話で

はは〜ん、この女、何かやらかすな

ピンと来ますよね。

 

案の定、いよいよオーディション本番

というタイミングで葵からの電話。

その内容が………

 

もう、やだ、死にたい。

私なんか生きてる価値ない。

最後に声が聞きたかっただけ。

 

だって。

一応、大事な時にごめんとは言ってるもの

いやいや、これ明らかに

「かまってちゃん」のセリフですよね。

 

よりによって、七面倒臭いメンヘラ女に

関わっちゃったなぁ、馬場よ。

こんなの無視無視!

 

しかし、それを無視できないのが馬場くん

です。

オーディションそっちのけで

助けに行っちゃった。

 

大事な本番をすっぽかした事が

皆に知れ渡り

しかも急に連絡が取れなくなったことで

宙が心当たりを探ってみると……

 

例の女に行き着き、事の経緯を尋ねて

あたしゃ、魂消ましたよ!

 

「馬場が助けに駆けつけるかどうか」を

飲み仲間と賭けたゲームだ、などと

ほざきやがったよ、この女!

 

お見合いの時のほんわかした雰囲気は

影も形もなく

不良大学生みたいな

世の中をナメ切ってる物言いで

駆けつけた馬場を笑う葵の姿。

 

自傷癖のあるメンヘラ女より

もっと悪質極まりない落とし穴に

まんまと嵌ってしまった馬場くん。

もう、私、怒りで拳握ってましたよ。

 

散々探し回って、馬場の自宅に

辿り着いた宙が見た物。

それは、大量の薬とアルコール摂取で

意識不明の馬場くんでした……

 

あんなに皆が応援してくれた

大事なチャンスを

半端な使命感から棒に振ってしまった

その罪悪感に耐えられなかった

だなんて……

 

桜間が懸念していたのは

彼のこういうところだったのでしょうね。

優しい人は、人の気持ちに同化してしまい

自分を見失う危険があります。

 

あのとき、彼はどうすれば良かったのか。

 

避難誘導の宙の失敗と同じように

一人で解決しようとせず

誰かに相談し、託すという選択をすること

も出来たのではないでしょうか。

 

そして、最悪、今回のように

冷静な判断が出来ず騙されてしまったとし

 

この世の終わりと自暴自棄にならずとも

バディの宙に弱音を吐くだけで

少なくとも自殺未遂は避けられたのではと

思うのですね。

 

馬場のような真面目で優等生な人は

他人から頼られることは苦にならないけれ

自分が他人を頼るのは嫌がるんですね。

 

結局、馬場くんは自衛隊を去ってしまいま

した。

 

 

 

 

 

この一件が無かったとしても

彼の気質から、いずれ壁にブチ当たって

突き落とされることになっていたかも

しれません。

 

しれませんが、それにしたって

完全な悪意によって迎えてしまった

この馬場の結末。

 

いいのか?これで。

あのふざけた葵と仲間連中は

何のお咎めも無しのままなのか?

 

いよいよ次回、最終回ですが

この鬱憤を晴らさないまま

終わられた日にゃぁ

あたしゃ、黙っちゃおられんよ。

 

お見合い番組収録の間

ヤンキー風女子とイイ感じになった宙に

イラついて

 

片付けの時、乱暴に椅子を積み上げてた

桜間が可愛くて

これは、宙とイイ線行くんじゃないか

な〜んてニコニコ観てたのに

 

最後は悔し涙でボロボロでした。

馬場くんも、コレで終わりだなんて

許せんよ!

なんとか一矢報いてくれ!