それはどうかな

心に引っ掛かったことを書き留めます

宮村くん、ビックリさせんといて

ふざけ倒した前回とは打って変わって
今回は……み、宮村くん、なんちゅう格好を……
から始まりました『SUPER RICH』第4回。
(内容に触れます。御注意を)

あのチェリまほ最終回
安達と朝チュン迎えて本懐を遂げたはずが
何故か股引き姿で興醒めさせてくれた黒沢…
いや、町田啓太に
自ら下半身をさらけ出されちゃ
そりゃぁ見ちゃいますともさ!



毎回、冒頭にショッキングなシーンをかまし
追い追い種明かしをしていくという手法で
見せられる物件。
今回は、いやはやなんともえらい物見ちゃったなぁ。

衛と出会うことになった空の
そもそもの原因が解明されたわけですが
状況が状況だけに、私てっきり
セクハラ関係だろうと早合点してしまいまして(赤面)。

昨今はジェンダーフリーですからね。
男性であろうと「性的な嫌がらせ」を受ければ
それはもう立派なセクハラ案件です。

彼の類稀なる容姿に執着した上司(男性でも女性でも)に、解雇をチラつかせられて
関係を迫られたんだろうと勝手に想像
(再び赤面)。

だってだって、それくらい空の怯え方が
真に迫ってたんだもん。

真実はセクハラではなく
暴言とともに全裸で土下座を強要するという
異様なほど陰湿なパワハラ
そりゃ当人にすれば震えるほど辛い経験だったでしょう。

だがしかし!

会社にとっての一番のダメージは
ハラスメントが横行しているという
ブラックな企業イメージが付くことです。

その会社はスリースターブックスより遥かに大会社で
わずか6年前なら、ハラスメント問題には
相当厳しい目を向けて対処する体制を
既に取っていたでしょう。

その証拠に、空が退職した後
問題の上司は左遷させられたのですから。
ってことは、そいつのパワハラは二人だけの秘密ではなく
周知の事実だったわけです。

ならば、空が然るべきところに訴えるなりすれば
少なくとも橋から身を投げようという事態は
避けられたのではないでしょうか。

しかし、事が「セクハラ」だとなかなか人様に言えないだろうな……と。

しかも、単に「脱げ」と言われて
いきなり下半身から脱ぎますかね?

何をくだらんことに拘ってんだと思われるかもしれませんが
特別なリクエストも無いのにズボンから行くってのは、もうそれしかないじゃあーりませんか。

そういう誤解狙いの姑息なミスリードだったとしたら
まんまと引っ掛かってしまったわけですが。
ヘヴィな内容でも「セクハラ」の方が
あの流れだったら自然だったかなと思ったのです。

大体、陰湿なパワハラで左遷されたのが
6年やそこらで、重要なコンペの仕切りや
ヘッドハンティングを任されてるのも
おかしな話ですし。
(このドラマ、細かい詰めが甘いのですよ)



ま、とにかく
我らが町田啓太くんの「宮村空」
なかなか良いですね。

衛に保護されて、ファミレスで泣きながらナポリタン食べるシーン、素晴らしかった!
眼鏡に涙が一粒落ちる、そういう偶然って
本当にいい演技に味方するように起こること
有るんですよね。

紙ナプキンで涙拭く時に眼鏡がズレる情けなさは
安達くんにイイとこ見せようとして空回りした黒沢くんとはまた違う感じで
ちゃんとそこに「宮村空」が存在してました。

あらぬ疑いをかけられブチ切れた東海林に
怒りを露わにした時
「そう!腹から声出すって、そういうこと!」
って言っちゃいましたよ、思わず。

赤楚くんの次の三番手扱いだったけど
役柄的にちょっとあざとさが鼻に付く優よりも
フタ開けてみたら、空の方がいいかもしれん
という、嬉しい(悔しい?)誤算。

言ったでしょう?私は鬼じゃないんです。
いいものは、ちゃんと「いい」と言います。

でもさすがに「女の人の部屋、全然入らないので」には
衛と同時に「嘘や〜!」ってツッコミましたけどね。